社会福祉法人 未来福祉会 上府あおぞら保育園

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園長ブログ

2020.10.14

柔軟な発想 思考と対応力

何度かブログや園だよりに書きましたが

(歳を取ると同じことを繰り返し話す

コロナ禍は保育や仕事 私生活の「当たり前」を

見直さざるを得ない機会となりました

感染状況は刻々と変わり 国や県の施策も

それに合わせて何度も見直されていきました

今考えると初期の頃の対応は何だったのかと考えてしまいますね

何事も経験と知見の積み上げによる総合力の差ですね

今はやや減少傾向ですが第3波がいつやってくるか

とにかく初動対応を迅速にできるよう

現在のとりくみを見直しながら

最善の方法を見い出していきましょう

 

振りかえれば「緊急事態宣言」発出から

段階的に園の対応レベルを上げていきました

送迎時のゾーニングや検温・手指消毒・マスク着用…

保育の進め方 行事や園環境も以前とは異なることを

いろいろ試しながら 新たな方法を取り入れ

「もっとこうすれば…」

スタッフ間で話しているとアイデアも次々にわいてきます

「思い切ってこうしてみたら」

体力維持のための朝のマラソン サーキット

朝夕の全園児体操や3歳以上児縦割り活動「げんきッズタイム」

そら組特別メニュー「野外活動・みかん狩り・親子で登山」も

秋まつり別バージョン「あおぞらキッザニア」も

先生達が考えて始めた新たな取り組みです

「そうはいってもそりゃだめでしょう

「まあ いいんじゃないですか それくらい」

という気持ちも交差する中 最善の方法を先生達が

絞り込んでいきました

 

一人ひとり考え方も思考回路も当然違います

保育園や幼稚園によっても対応はさまざまなようです

「コロナ禍でできないんだからやめようやめよう

「だから今は何もしたらダメなんです

「今までずっとこれでやってきたから変えられないんです」

こういう考え方で思考停止するのはどうも…

 

日本特有の現象らしいのですが

コロナ禍の中で「自粛警察」という言葉が生まれました

緊急事態宣言に伴う行政による外出や営業などの自粛要請

これに応じない個人や商店に対して

偏った正義感で攻撃的な張り紙やネットへの書き込み

☎での抗議の通報をする人たちのことをいうようです

子どもが公園に数名いるだけでも学校や警察に通報が行ったり

飲食店やパチンコ店にネット攻撃や張り紙が貼られたようです

ナンバープレートの写真をアップして

感染者数が多い地域の人々を排除しようとする

なぜこういう現象が日本で生まれるのでしょうか

感染者や医療従事者に対する誹謗中傷もありました

弱っている人や苦しい立場にいる人への差別

自分が正しい 自分は約束をちゃんと守っているといいたいのでしょうか

 

そのような意識や思考を創り出すのは

日本の学校教育現場で行われてきた「体育の授業」に原因が

あるのでは というのは

『ガチガチの世界をゆるめる』(百万年書房)を書いた澤田 智洋さん

体育が標的にされているようですがそうではないようです

現在の日本の体育教育の全てがそうではないことはおわかりだと思います

私が教師になった頃 既に学校で進められていた体育指導研究は

自分の小学生時代に受けた体育とは全く違うものでした

跳び箱にしてもマット運動にしても長い列に並んで待つのではなく

目当に沿った段階別のコースをグループで話し合って作ったり

遊び方や体の動かし方を考えたゲームのルール作り

めあての確認や活動の振り返りなど子どもたちが自分の達成目標

を考えながら主体的に取り組んでいく体育の授業が展開されていました

最近はタブレットも活用し動画で自分の体の動きをチェックしたり

チームやグループの動きをチェックしたりしています

 

この本で紹介されている「体育脳」とは…

運動会などでの一糸乱れぬ整列と体操 集団演技などは

日本の伝統的なスタイルです

保育園の運動会でもついつい整列は気になります

集団活動から外れている子に目が行ったり

こういう時は個性を認めない 集団の一部になりきるみたいな‥

昭和世代の私の中にはまちがいなく「体育脳」が沁みついています

規律を重んじ チーム一丸 リーダーの指示を遵守する

これで日本の経済成長が成し遂げられたのは事実かもしれません

しかし時代は変容しています 学習指導要領や保育指針も

新しい時代状況に合わせて今後の世界や日本社会を見据えた

「生きぬく力」をどう育てるかといった目標や内容に変わっています

これからの社会はVUCA

Volatility/変動性 Uncertainty/不確実性 Complexity/複雑性

Ambiguity/曖昧性 先行き不透明の時代に入ります

個別化 個人主義 多様性が求められる時代

大量生産 大量消費も既に大きく変容しています

「絶対正解」等言えない 目まぐるしい変容の時代です

そのような時代を生き抜いていかなくてはならない子どもたち

いや大人たちでした

会社の働き方や学校のあり様も変革の時代を迎えています

上意下達 今のやり方やルールが絶対 指示に従って全員同じ行動を…

昭和時代の「体育脳」では もはや柔軟な対応ができないというのです

急激な変化に対して思考停止になってしまうようです

日本の体育教育はそもそも軍事活用 富国強兵政策の一環でした

効率と馬力とチームワークによって大きな成果をあげました

もはや時代は変化したのですが 切り替えができていないのも現実です

「今あるスポーツのルールに合わせるのが絶対」から

「自分たちにあうスポーツやルールを作ろう」へ

ゆるやかな発想や思考とあらゆる困難も乗り越えていける柔軟な対応力

欧米のスポーツ教育の考えが日本にも浸透しつつあります

学校教育だけでなく社会体育や部活動の分野でも

様々な変革が進められています

そういえばオリンピックの入場行進の各国の違い

日本は整然とした行進でアメリカとの違いに不思議な感覚を覚えました

 

この世に「絶対」的なものは何もない

目の前のルールは「不完全」なもの

という視点で今社会全体が変わりつつあります

自分に合ったスポーツルールで楽しみたい人がいてもいいように

仕事の仕方も急速に変わりつつあります

 

話を元に戻しましょう

今回のコロナ禍はまさにその不確実性の中で

通用しなくなったルールをどう作り変えていくのか

暮らしを守るためにどうすればいいのか…

柔軟な発想 思考から柔軟な対応策を組み立てていく中で

「どうして今まで考え付かなかったのだろう」と気付かされることが多々あります

時代の変化に日々試されている私たちです

 

 

 

 

 

 

 

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